最近は銀塩カメラ、アナログカメラなんて言葉が、普通〜に使われる時代になり
ましたね〜〜
本当に、デジタルカメラの急速な普及には、驚く物があります。
ちょっと前まで、200万画素カメラ200万円なんて時代もあったのに〜〜今
では携帯のオマケですもんね〜〜笑。
『デジカメが欲しいのだけど、どんなのがよいですかね〜〜?』
なんて質問を最近良く聞かれるようになりましたので、その辺の選ぶポイントに
ついて、デジタル用語の解説を交えて書こうと思います。
まずは、撮像素子
CCDとかCMOSは光を感じるセンサーの事、画質を左右する心臓部ですね。
画素(ピクセル)と呼ばれる光を貯める『バケツ』(笑)の集まりと考えて下さい。
30万画素は30万個のバケツに貯まった光の色で絵を構成します。
600万画素(6メガピクセル)では600
万個のバケツに貯まった光の色で絵を構成します。
バケツが多いほど、細かい所
まで再現できる事が想像できますね!
つまり、画素数が多い程、高性能だと言えます。
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これが撮影する風景だとすると…… |
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仮に600画素カメラで撮影すると、600個のバケツに溜まった光の情報で絵を構成する。(イメージ)
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仮に60画素カメラでは、60個のバケツに溜まった光の情報で絵を構成する。(イメージ)
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が、しかしです!
撮像素子の性能を決めるのは、バケツの数ばかりではありません
!
むしろ重要なのは、個々のバケツの大きさ、ひいてはバケツを置くスペースの広
さ、つまり CCDサイズ(CMOSサイズ) なのです。
例えば六畳の部屋に、60個のバケツを置くとすると、一畳あたり10個のバケツを置
けますから、ポリバケツサイズを置けますかね〜〜笑。
六畳部屋に600個のバケツを無理に置こうとすると……一畳あたり100個のバケツ
………………ワンカップ大関サイズでしょうか。
これでは、ちょっとの光ですぐにあふれてしまいま
す〜〜!!
あふれた光は、鄰のワンカップに流れていきます。
でも所詮は ワンカップサイズ…………
またあふれて鄰のワンカップに………そうすると、周りの像まで白くとんだ部分が侵食した画像になってしまいます。
これをブルーミングと言います。
また、ちょっとの光ですぐに溢れてしまうって事は、ちょっとでも明るい光を感
じると、すぐに真っ白に跳んでしまうと言う事!
これではハイライトに弱いデジカメだと言う事になってしまいますね〜〜
また、撮像素子サイズは写真のボケ味にも影響してきます。
難しい事は抜きにしますが、小さいサイズの撮像素子搭載のカメラは、使うレンズ
の焦点距離が短くなる為に、被写界深度が深くなり、ボケずらいカメラになって
しまうのです。
記念撮影用カメラとしてならかえってパンフォーカスで良いのでしょうが、表現
を目指すなら、表現の幅が狭くなってしまいますね〜〜!?
つまり理想は、広い部屋に大きなバケツを沢山置く事なのですが………………
しかし、撮像素子の世界も広い部屋ほど部屋代が高くて……‥‥大きな撮像素子のウエハースを
造る技術は大変難しいらしく、大きさの二乗三乗に比例してコストがかかってし
まうようです。
ですから、CCD(CMOS)サイズが大きくなるにつれて、値段の上がり幅も急になってしまう訳です。
そんな訳で、安価な高画素カメラは小さいCCD(CMOS)を使わざるをおえなく、データ
処理技術、画像処理エンジンでそのデメリットを出来るかぎりカバーする感じなのです。
(各社、一番力を入れて開発している技術の一つは、正にそのデータ
処理技術、画像処理エンジンなのですが、数字に表れにくい分野だけに、デジタルカメラ選びで一番のネックは、ここかもしれませんね〜〜!)
そうゆうわけで、
最近のコンパクトカメラは『画素数こそ命!』の様な宣伝をしていますが、デジタルの世界は『日進月歩』とは言え、無駄に画素数が多いのも基本的な弊害もある
事を頭に入れておいて下さい。
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低画素
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高画素
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小さな撮像素子 |
携帯の画像ですね〜〜
安いのが魅力です。
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高密度な画像で、大きな引き伸ばしに耐えるパフォーマンスがある。が、物理上の理由で画質に基本的な弊害も…
記録写真、記念写真用には、コストパフォーマンスに優れている、のかも…
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大きな撮像素子 |
使用目的に対して、必要な画素数が足りていれば、お奨め。
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理想!
だが、値段も高い〜〜!!
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結論を言いますと、大切なのは、画素数と撮像素子サイズのバランスです。
あなたが必要な画素数のカメラの中で、予算がゆるすかぎり、なるべく大きな撮像素子を搭載するカメラを、カタログやWebサイトなどで確認して、選ぶようにする事をおすすめします。
では、『あなたに必要な画素数』 とは何でしょうか?
これは、『写真の使用目的にあったrでの画像サイズ』
に深く関係してきます
。
が、またそれは
次のおはなしで……‥‥
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