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『プロカメラマンの

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写真講座テーマ14 

コンパクト(デジカメ)カメラのレンズ

 

 

カメラを大きく別けると、

携帯性の良い、コンパクトカメラに代表される、レンズ一体型のタイプ

画質の良い、一眼レフカメラに代表される、レンズを交換できるタイプ

に別けられますね。

まず今回は、レンズ一体型のカメラを、レンズの観点から選ぶ場合のポイントについて書こうと思います。

 

携帯性 VS 画質

最近はデジカメがどんどんと小型化され、レンズも小さくなっていますよね〜〜!

しかし、画質を重視したモデルは、依然としてレンズも大型、大口径のレンズが付いているのも事実です。

これは、搭載している撮像素子サイズとも関係していて、大型の撮像素子を搭載しているほど、イメージサークルの関係から、大口径のレンズが必要になっているからです。

また、大口径のレンズほど、多くの光を集められますから、レンズの開放絞り値が明るく(F値が小さく)なり、シャタースピードを速くでき、ブレに強くなったり、明るい絞りが使える為に、被写界深度が浅くとれ、ボケ味の綺麗な画像を撮れるようになります。

テーマ12でお話しした通り、撮像素子サイズは、根本的な画質を大きく左右する要素ですし、レンズの開放絞り値が明るいと、表現の幅が大きく広がりますから、大口径レンズの付いた大きなカメラは、画質を求める方には良い事づくめなのです。

が、が、が……‥‥大口径レンズの最大の弱点は、大きい!と言う事ですね〜〜……‥‥

最近、気がついたのですが、

写真って、カメラを持っていなければ撮れないんですよね〜〜〜〜〜!笑。

ですから、ある程度は画質を犠牲にしても、携帯性を優先する事も、大切ですね〜〜。

貴方が、携帯性を求めるか、画質を求めるか、優先度によって大口径レンズを搭載した幾分大きなカメラを選ぶか、薄型カードサイズを選ぶかを選択するのが賢い選び方だと思います。

最近、誤解されている方多い様に思えるのですが、

小さいカメラこそが新しいし高性能!大きなカメラはもう古い!

なんて考え方は正しいとは言ませんので、ご注意を…‥‥。

 

デジタルズームと光学ズーム

この二つのズームは、良く混同されがちですが、仕上がりのクオリティーに大きな大きな違いがあります。

光学ズームとは、従来のアナログ(フィルム)カメラにも付いていたズームレンズの事で、レンズの一部を動かす事により拡大率を光学的に変える事が出来るレンズの事ですね。

大概は3〜4倍のズームが一般的ですが、その位がレンズ設計性能上、妥当な倍率だと思います。

倍率が増えれば増える程、レンズ設計に無理がかかる事は、いたしかたない無い事実で、例えば十倍ズーム付きカメラなどは、一番望遠側は勿論の事、使用頻度の高い標準レンズ領域でも画質の低下が予想できます。使うには、それなりの覚悟とリサーチが必要でしょう。

一方、デジタルズームとは、撮った画像の中央をトリミングして(切り取って)、デジタル処理で擬似的にズームアップして見せる機能です。

画面の中央をデジタル的に拡大して見せているだけなので、画像が大変に荒れますし、テーマ13で紹介したような画像ソフトで簡単に後から出来る作業ですので、カメラ選びでは、そんなに重要視しなくても良い機能だと思います。

まあ、『無いよりは、あった方が良いかも〜〜』、位に思ってもらっても良いでしょう。

かもめ

デジタルズームとは、ただ単に画面中央をトリミング(切り取り)しただけなので、画像サイズもその分、小さくなってしまいます。

ですから、当然、同じ大きさにプリントすると、画像は荒れてしまいます〜〜

これなら後で、自分で画像ソフトでトリミングした方が、自由が利く分、良いですよね〜〜〜

デジカメの宣伝広告や、深夜のテレビショッピングなどで、デジタルズームが何かも説明せずに、いかにも重要で有効な機能の様にうたっているのを、良く見かけますが‥‥‥‥‥‥光学ズームの倍率のみをレンズ性能と受け止め、デジタルズームは割り引いて考えましょう!

言葉が悪いですが、騙されない様にしましょうね〜〜〜笑。

 

35mmカメラ換算値

デジカメのズームレンズのカタログ表記には、35mmカメラ換算値なる物があります。

これは、撮像素子の大きさにより、同じ焦点距離のレンズを使っても、写る範囲、画角に差が出る為、馴染みの深い35mmフィルムカメラで、何ミリ位のレンズに相当するか、を示す表記ですね。

例えは、2/3サイズ撮像素子搭載カメラの場合、レンズの焦点距離の1.5倍が35mmフィルムカメラ換算値ですので、50mmのレンズを装着すると、35mmフィルムカメラで75mm中望遠レンズの見え方、画角になると言う事です。

ちなみに、小さい撮像素子ほど、この倍率は大きくなります。

ですから、カメラを選ぶ場合は、カタログ表記で35mmフィルムカメラ換算値を確認する事で、搭載ズームの画角を見究める事ができ、望遠側に強いのか、広角側に強いのかなどが分かります。

例えば、同じ三倍ズーム搭載カメラでも、35mmカメラ換算値で、

28〜85mmと35〜105mmでは、画角に随分と差がでますからね〜〜。

ちなみに、35mmフィルムカメラのレンズの大体の目安としては、

12〜24mm

超広角レンズ

28〜40mm

広角レンズ

40〜60mm

標準レンズ

65〜100mm

中望遠レンズ

100〜300mm

望遠レンズ

300mm以上

超望遠レンズ

      となっています。


さて、次回は一眼レフタイプのレンズについてですかね〜〜〜〜

    デジタル時代になり、求められるレンズの性能、

資質も少しだけ変わってきている様です。

次回はその辺について、書こうと思います。

最近、なんかハード面の話ばかりしていますね〜〜〜〜

ソフトな話もしたいとは、思ってはいるのですが‥‥‥

 

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